肩こりの原因といえば、冷え、姿勢の悪さから体のバランスを崩した、運動不足による筋力低下、ストレス…。
しかし実は肩こりには、さまざまな内臓疾患などが潜んでいるケースがあるのです。
日常的に肩こりの症状を感じていると、いつもの肩こりだろうと、あまり深刻に考えていないことが多いもの。
あまりに酷いので精密検査をしてみたら、始めて大きな病気が発見されることもあるのです。
単なる肩こりと侮らずに、悩んでいる方は一度病院を受診してみてはいかがでしょう。
日常生活を大きく分けると、「食べる」「行動する・家事や仕事をする」「寝る」という3つに分けられます。
これらの3つの行動すべてが実は、肩こりと密接に関わっているのです。
①「食べる」ことの重要性
食べるにも、歯がしっかりしていないと美味しくモノが食べられませんよね。
しかも「噛み合わせ」が悪い場合など、慢性的に肩こりの原因となってしまうことも。
歯が丈夫でしっかりと噛めることは意外に重要で、今では脳神経や内臓などにも深く関わっているといわれています。
しかも「食べる」ということには、「日々必要な栄養素をバランスよく摂取し、健康な体をキープする」という意味合いも含まれています。
偏った食生活は、生活習慣病となり、いつしか脳の病気、心臓の病気、内臓の病気の要因となります。
ですから日々の食生活をバランスよく保つことは、こういった疾患からのサインである肩こりにもつながっているのです。
②「行動する・家事や仕事をする」ことの重要性
日中の行動はどうでしょうか。
これも適度な運動をしない、いつも同じ姿勢でいる、一部だけ体を酷使しているなど、そういった生活ばかり送っていてはすぐに肩こりになります。
しかもこういったクセからくる肩こりの場合、原因を取り除かないと、いつまでたっても肩こりと付き合う羽目になってしまいます
。
家庭内や仕事先の机や椅子など、体に合わないものなどは、高さ調節して工夫をするなどすれば、随分と肩こりが改善することも。
毎日の中にたくさんの肩こりの要因が隠れていますから、見つけたら改善、これが鉄則です。
③「寝る」ことの重要性
質の良い眠りはストレスも軽減しますし、一日の疲労を回復してくれる最良の時間となります。
ですので眠りが浅い、枕が合わず不必要に筋肉を圧迫しているなど、寝ることをきちんと行えない要因は改善していくこと。
眠りに入るときにも、自身の心を落ち着けて、リラックスして就寝するだけでも随分違います。
肩こりの原因は、すべて日常生活のクセの中に隠れています。
ですので、肩こりになりやすいクセを治していくと、知らない間に肩こりで悩まなくなるかもしれませんね。